2012年7月11日水曜日

アラファト暗殺

【7月5日 AFP】2004年に死去したパレスチナ解放機構(PLO)の故ヤセル・アラファト(Yasser Arafat)議長(当時)の死因が放射性物質による毒殺だった可能性が浮上したことを受け、パレスチナ自治政府は4日、国際捜査機関の設置を呼びかけた。

中東衛星テレビのアルジャジーラ(Al-Jazeera)は3日、9か月に及んだ調査の結果として、アラファト氏の生体試料から毒殺に用いられることもある放射性物質ポロニウムが検出されたと報じた。これを受けてPLO幹部のサエブ・アリカット(Saeb Erakat)氏は、レバノンのラフィク・ハリリ(Rafiq Hariri)元首相暗殺事件で設置された国際特別法廷を参考に、アラファト氏の「毒殺」について国際捜査機関の設置を求めていくとAFPの取材に語った。

故アラファト氏の妻、スーハ(Suha Arafat)夫人も3日、AFPに対し、アラファト氏の生体試料検査を行ったスイス研究機関に同氏の遺体の検視を要請し、暗殺の真相を早急に究明したいと述べている。

パレスチナ自治政府の調査を率いるタフィク・ティラウィ(Tawfiq Tirawi)氏は、検視のための遺体サンプルを摂取するため、遺族の許可を得た上でヨルダン川西岸(West Bank)のラマラ(Ramallah)にあるアラファト氏の墓を掘り起こすことを自治政府が認める方針だと述べた。(c)AFP/Nasser Abu Bakr

故アラファトPLO議長の毒殺疑惑、国際捜査を要請へ 国際ニュース : AFPBB News

CNN.co.jp:アラファト議長に毒殺説浮上 謎を解く鍵は遺体の調査 - (1/3)

ヤーセル・アラファート - Wikipedia