これはジョークではない、実話だ。
青木ヶ原で自殺する覚悟で、樹海に足を踏み入れた男が、先客の屍にけつまずいた。
仕方なく、その男は死ぬのを延期して、警察に通報した。
駆けつけた警官は男に、おきまりの職務質問をする。
「いったい、あなたはここで何をしてしていたのですか?」
これは比喩ではない、直喩だ。
「都会では、時折、人が降る。」
ビルの屋上から身を投げた女が通行人を直撃。
池袋パルコから女性飛び降り自殺 巻き添え男性が意識不明
この「つぶやき」に耳をすますがいい。
まるで、日課のように、連日、人が線路の上に落ちている。
ある政治家は、大企業のおえら方に苦言を呈した。
亀井担当相、経団連批判 「家族間殺人事件」増加で
これは、もっともな話だ。
ここ数年、政治家が口にするのは嘘か、失言、言い逃れの類いだったが、これだけは恐ろしく的確だ。
奴のためにボディガードを増やすよう、予算を組まれたし。
なんせ、相手の会社は露骨に物騒な名前の大企業だ。
本人自体は「用を足す」場所という意味の名前だが…w。
梅雨時になると、不快指数が高くなるとあって、一人の男が、複数の人間を殺しまくる。
マツダ工場:車暴走、1人死亡1人重体…解雇うらみ?
秋葉原通り魔事件
決まってこのような男は、1ダースの人間でやるべき仕事を一人でやらされて(つまり、こき使われて)、へとへとになったところで、肩を叩かれ、殺人スイッチが入る。
ヒマしたおっさんが、せがれに操られる「お父さんスイッチ(おじいちゃんも可)」とは訳が違う。
この手の事件で、気に入らないのは、犠牲者は決まって、名前もきいたことがない、しかも、日曜日の夕方にはテレビのスイッチを入れて「笑点」を見ているような、きわめて普通の人間たちであることだ。
経済誌の表紙を飾るような、誰もが知っている、お偉方が殺られた話は(遠い過去、伝説のように語られた例はあるにせよ)、聞いたことがない。
どうやら「本懐を遂げる」とは、冬季限定らしい。
近年地球温暖化がささやかれて久しい。